中河原椿、奴●を鞭打つ女王の脳裏に「責められる自分」が浮かんで消えるたびに支配欲と被虐の渇望が交差し蛇縛の自暴自棄へ堕ちていく
中河原椿(なかがわらつばき)の60分作品です。



クィーンズ 蛇縛の自暴自棄
鞭を握る女王の脳裏に、ふと「責められる自分」が浮かんで消えた
黒いレザーのコスチュームが細い腰から豊かな丸みを描く肉体を際立たせ、跪く奴●男を冷たく見下ろしながら鞭を振るう女王として君臨する中河原椿。
だがその瞬間、振り下ろした鞭の残像の向こうに突然「責められている自分」のイメージが閃いた。
一瞬にして消えたそのビジョンが、長い黒髪の奥に潜む女の本性を静かに揺さぶり始める。
動揺を悟られまいと再び奴●男に鞭を叩き込むが、打てば打つほど心の裂け目は広がり、支配している自分と支配されたい自分が蛇のように絡み合っていく。





































心の隙間に男が入り込んだとき、女王の鞭を握る手が初めて震えた
そこに男が現れた。
女王の揺らぎを見透かしたように近づいてくるその男の前で、白い肌に革紐が食い込み、今度は彼女が縛られる側へと反転していく。
支配する快感だけを知っていたはずの体が、責められることへの禁断の感覚に正直に反応してしまい、崩れた表情がそれまでの女王の仮面を完全に剥ぎ取った。
自暴自棄という言葉がこれほど似合う瞬間を、中河原椿は全身で体現した。
あの揺らぎの先に待っていた世界の深さが、忘れられない余韻として残り続ける。


