


娼婦 今夜、私は最も醜い男に抱かれますー。 小沢菜穂
夫を救うために選んだ夜が、最も憎い男との密室だった
夫婦で立ち上げた会社が経営危機に陥り、藁にもすがる思いで交際クラブへの登録を決意した小沢菜穂。
食事をするだけと聞かされ、青いレースのランジェリーに身を包んでホテルの一室に足を踏み入れたその瞬間、部屋で待ち構えていたのはかつて自分にセクハラを繰り返した最低の中年男だった。
逃げ出したい気持ちとは裏腹に、細く白い脚を包む青いニーハイストッキング越しに這い上がる太い指を、振り払うことができなかった。







憎しみが溶けていく感覚を、菜穂は止められなかった
青いレースをずり落とされ、形のいい小ぶりな乳房と滑らかな腹をさらしたまま、醜い男の上で腰を揺らす菜穂の口は半開きのまま閉じられない。
脚を高く割り開かれ、最も軽蔑してきた男に奥まで突き上げられるたびに、口紅のついた唇から我慢の追いつかない声が漏れていく。
夫を守るために来たはずの夜に、夫には見せたことのない顔で喘いでいた。
その表情が、すべてを語っていた。

